六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

効く音、降る微粒子

だいぶ冷え込んだ日には、ネクタイを締めたくなる。

7#30起床、8#20ベローチェ。珍しく朝食、タマゴサンド。

18#30までなんやかんや。タイムアウト

低空飛行のまま、19#00アクロス福岡で、フランス人ピアニスト「シプリアン・カツァリス」のリサイタルへ。
クラシック師範(または自分にとって、クラシックジャンルの母というべき存在の)Kさんから
「カツァリスは凄いわよ」と聴いていた。
前半はマニアックすぎて正直分からず。ただ、プログラムの構成の仕方が個性的だな、とか、自らがレーベルのオーナーであるこのピアニストのスタンスに強い興味を感じていた。
後半に突如、自分の躯が音の微粒子を浴びてるイメージが湧いてきた。
肩凝りが緩和し、重い胃を優しい音色が撫でてくれるようでふわっと身体が軽くなってきた。
音は聴くものではなく、感じるものだと瞬間的に実感した。
彼の個性的なアクションに隠れているように見えるが、とんでもなく上手い、しかも味わい深い。観客総立ち、しびれた。
ポップスでいうとエルビスコステロのヴォーカルを聴いているような幸せな感触だった。


22#30帰宅。
白かと思い、キンキンに冷やして注いだら赤ワインだった。予測しなかった冷たい赤に、舌が喜んだ昨夜の残りを飲む。

仕事持ち帰ったが、体調あんまりよくないので、軽く温蕎麦食べて早めに寝る。

空気が乾いてますね。