六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

下腹部辺りにずしんと

朝からマックでコーヒー飲みながら「探究する力(知の探究社)」を読む。
ここ数日カバンの中に入れて、待機してた本。
東京コミュニティスクールというオルタナティブな学校の校長先生である市川力さんの著作。
彼らの実践している探究学習の報告書の体をとった本なんだけど、これが抜群におもしろい。
知らないことに興味を持てば持つほど興味の幅は横に縦に拡がって、あらゆるジャンルは繋がっていることを知り、それは自分の生きる社会と陸続きだ。
当たり前なことだけど、それが現行の教育システムではなされていないわけだから、この本の報告の凄さが分かる。
これ教育者向けというより、ビジネスマンや大学生が読んでもずしんと来ると思われ。大人の学習にだってそのまま使える気がする。


8#40出社。
アニメ映画「宇宙戦艦ヤマト」の復活篇が完成、12月公開か。主幹会社のHさんから数年に渡り途中経過を聞いていた
蓋を開けてみて世間の評判を聞くまで落ち着かないだろうが、紆余曲折あったプロジェクトが形になるというのは凄いことだ。
どれだけの人が泣いて笑って、怒って叫んで、涙を流したり喜んだりしたのだろう。
エンターテイメントが目に見える状態なるまでには激しいドラマがある。
作品はもちろんだけど、後ろにある人間ドラマに興味がそそられて仕方がない。


夜、福岡サンパレスにて熊川哲也Kバレエカンパニーの「ロミオとジュリエット」を見る。

ここ数年は怪我との戦いだった熊川氏渾身のステージに鳥肌が立ち、下腹部辺りにズシーンときたよ。
実は同い年、彼の果敢なチャレンジにいつも刺激を受ける。
アスリートと呼びたい肉体の躍動感と静謐な精神、アーティストの芸術性、ビジネスマンとしてのアグレッシブ、高い志。指導者、牽引者としての自負。どれもが尊敬に値する。
そのケはないのだけど、あ抱かれたい女性の気持ちが分かるかも(笑)と思う。
そんな気持ちも含めて常に動向が気になるライヴアーティストが熊川哲也だ。
2000人の観客を総立ちにさせた今日のバレエステージ。さすがだった、プロとはこうあるべしのお手本。


クールダウンに赤ワイン飲む。
凄いステージ見た後はなかなか眠れないものだ。