六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

写真に撮りたくなる4月

花見の4月に突入。
風は冷たいが陽射しは実に気持ちがよい。何より外は桜が満開だ。
部屋でホークス戦を少し見ようとTVをつけると、新垣渚がナイスピッチンングしており、ビールと昼寝付きで最後まで見てしまった。なんと堕落したしあわせ過ぎる日曜日じゃないか。

昨夜から、文庫版で読んでいる「1Q84」があまりに面白くて、眠りに入るとパラレルワールドが夢の世界と繋がっているようで、ふわふわしている

おまけに、稲垣潤一の「April」が脳内ヘビーローテーションで流れている

April、窓からそっと見れば
いつものような君がバスを待っている
April、まるで近くのマーケット
ニュースペーパー買いに出かけるようさ

そうか、彼女出ていく、これ、別れの春の唄だったのですね秋元康さま。


夕方から、赤坂抜けて福岡城趾へ。“さくら祭り”やっており、たくさん出店がある、人もたくさんいたな。やーやーゴキゲンビールで乾杯です。
事前に決めて集まる宴よりも、気が向いた時に気が向いた人と思い思いに酒を調達し、瞬間楽しむソーシャル花見もよいものです。
準備なし、ゲリラ的、何度でも、いつだって。
桜を眼で楽しみ、空気を楽しみ、場を楽しみ、カメラでとった絵が次々にSNSにアップされるのだ、ソーシャル時代の花見は、よりリアルを際立たせる情報が流れ、飛び交う。

一旦お茶してから、陽が落ちた頃に再び、ライトアップの桜を見にいく。

昼と夜は桜の色気の質が変容する。爽やかから艶やかに、表情を、眼差しを変えてくる。

おや、赤から青から紫から緑???
ムードぶち壊しの人工の色で花をライトアップしている場所がある、当たり前だが、全く絵にならない
ソーシャルでばらまかれる青や緑に化粧された夜桜は、エープリルフール限定のコスプレだ、趣味の悪さを笑い飛ばすための過剰演出
そうでなければパラレルワールド