乗り物
昨晩、風呂で缶ビールをちびり
持ち込んだ文庫に没入すると
半身浴がはかどる
井上ひさしと平田オリザの対談集『話し言葉の日本語』が実に刺激的だ。
平田オリザという人は、その作品の凄さとは別の次元や視点で
演劇の役割や対話とコミュニケーションを
独自のロジックで明快に、しかも分かりやすく(かつ面白く)提示できる人なので、個人的にとても好きなのだが
井上さんと絡むと、これがさらによく響いております
2003年発行の単行本がついに文庫化されたもののようですが
普遍的なことと、時間軸における変化
日本という国の言葉の特殊性と対比なんかを
縦横無尽に二人が跳ばすので
古くならないし、意味の含有度合いが高く
何度も読める
こんなに面白い対談が文庫で読めるとはは、新年早々ラッキーだぜ。
井上さんは『せりふは文学で、ト書きは演劇だ』とやや挑発的に言い
オリザさんとの議論を吹っ掛ける。
その後の展開は、ぜひ読んでいただきたいのだが
言葉の受信、発信について二人が具体的な経験をあげながら語る場面がある。
井上さんが発言する
‘自分の頭のなかにあるものを外に出すための『乗り物』が言葉なわけでしょう
画家の場合は色だったり
音楽の場合は音だったりするのと同じことです
言葉という乗り物に乗せないと、自分の心のなかや頭のなかのものが
身体の外に出てこない’
なるほど、言葉は‘乗り物’か
むむっ(川平慈英を真似する華丸口調で)
ドッグイヤーダブルで!感激ページ(P44)
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十日恵比須神社へお詣り。
注文していた羽毛布団が届く
なんて軽くて暖かいことよ
今年は『眠りの質を見直す』。
明日から大相撲始まりますね
九州場所が遠い昔のことに思えますが
この1月がどう展開していくか
見届けようじゃないか
1月場所直前【稀勢の里】
11年間日本人横綱不在の最中、この人にかかる期待はデカイすよね。
1月場所の見所は“稀勢の里”の綱取り挑戦!彼のスペシャルインタビューがリリースされております。