六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

かくれ肥満と立春


年に一度の健診。

昨年までの(巨大)総合病院から一転

北天神の事務所から徒歩5分でたどり着く
ビルのワンフロアのこじんまりとしたクリニック。

毎年の胃カメラで脱力し

しみじみ‘生もの’の自分を意識するわけですが

なんと今回は
鎮静剤的な注射を打たれて
串刺し感を意識するまでもなく
意識そのものが無くなった。
気がついたら胃カメラ検査が終わっていたという。
そこからさらに約一時間、深い眠りに落ちた。

この、薬で眠らされる感は、酒で眠らされるのと違い
身体の疲れは取れるようです。

たいてい毎年、ああ今年も健康でよかったよよかったよと
数値化された書類を眺めるわけです。
(部屋に、測定機器の類を一切置いてないので
体重なんかも、この日基準で
あとは、増えてるか減ってるかを感覚で管理する人生)。

今年も、だいぶガタは来ているものの
おおむね、日常生活に支障はない
身体と心を保っているようでなによりでした。




体脂肪を測った際、ディスプレイに
『かくれ肥満』と、小さめの文字で表示される。

なんだ‘かくれ肥満’って
肥満体が身体の中にかくれている?
肥満を表には出さないように身を潜めているのか俺は。
‘かくれ巨人ファン’または、かくれキリシタンみたいで、言葉としてちょっと面白いじゃないか。。

腰回りも、体重も
完全に、しまりがなくなっている
薄々気づいてはいたが
数字見せられるとグッとくるね
胃カメラインパクトが今年はなかった分

こちらの数字に
気持ちが串刺しにされた


立春、空気が冷えている
自分の中のイメージを、これを機会につくりなおす。


2#4

19時


ピアノマンジェイミー・カラム”。

日本ツアー最終日。福岡@ロゴスで見てきた。

超絶かっこよかった、しびれた

大人っぽくもやんちゃな

それでいてあの突き刺さるような、ささやくような、踊るような唄声

ピアノの響き。じわじわ、後から来る感動。

一番後ろで、背伸びしながら見たのですが
観客の雰囲気も

好きな感じの‘おしゃれ’だった。
イギリス人(だと思う)のカップルが
曲間に一瞬見つめあって
軽い感じでキスをする感じとか素敵だった

それがこの、やや雑な、小さな

ドラムロゴス’というライブハウスで繰り広げられていたのも最高だ。