六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

見えない囲い4年分

サッカーW杯の決勝が7月14日の早朝で
博多祇園山笠の追い山が7月15日の早朝ということで

博多では「追い山が終わると夏がやってくる」とよく言われますが
まさに夏直前のきらめいた瞬間

福岡の人は連日の平日早起き(または夜更かし)率の高い今年の7月なわけですが

4年前も同じだったのだろうかと自ら(2010年同時期の日記)を紐解くものの

6月も7月も3日分くらいしか書いていないものだから、あんまり参考にはならないですね

“書いていない”ことで、いやはやこの季節は夏にむかって停滞していたことが分かるともいえますが。

そして今年もやはりあらゆる意味で停滞している昨今

停滞と停滞でこの4年を見えない囲いで区切り、それを眺めている自分はもはや停滞など酒のつまみのように美味しく消化してしまっているというのが望ましい。

昨夜警固のTOKUTOKUで食べた刺し身と、えびクリームコロッケが極上のつまみで、酒とつまみの思い出の積み重ねがすなわち人生の大部分というのが理想。


4年前の6月にW杯のことを書いていた、やはりオリンピックにしてもW杯にしてもこの「4年サイクル」というヤツは思い出のフックになります。

今回は、ブブゼラ的なキーワードはありませんが

“地鳴りのような「人の集った音」”と“音はやかましければやかましい程、静寂に近づく”あの感じを早朝の画面から受け取る日々だ。

これを書いている時点で、残されたのはドイツ×アルゼンチンの決勝戦の1試合で、それを前に朝から仕事して昼になろうとしているこの日曜日の時間の、自分の気持ちの浮き浮き具合がなかなか素敵だ。

この時期にたくさん刺激的な出来事があって、その傍らに世界ではW杯のドラマがあって、その場面が、するすると紐づいているのだ。


■地鳴り、ベルゼブブ、ブブゼラ
http://d.hatena.ne.jp/yanaichi2/20100611


■歌って踊って風が吹く
http://d.hatena.ne.jp/yanaichi2/20100711

ちょうど4年前に引越しをして、荷物も少なく、生活も少し軽い気持ちで、ベランダで酒とか飲みながら
W杯の決勝で沸く世界と、山笠で加速する博多を眺めていたのだ


それで4年がたって、荷物が増え、雑然とした中で、楽しく重めの気持ちで

夜更かしして夏を迎えます。

そういうの繰り返すと、2020年の東京オリンピックなんて、すぐやってきそうですね

もうすこし小さめのパッケージで生活を小分けにしないと。。。と思う。