六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

創作性ゼロと創造性ゼロは同じではない。

昨年から、日経新聞のコラム『春秋』を
写経している

忙しいとき、これをやるとスッーと心が落ち着く。
この気持ちよさはなんだろうなと思っていたら

その感覚を、岡田斗司夫さんが
レゴを事例に、きちんと言葉にしてくれていた

そう、それそれ!



『創作性ゼロと創造性ゼロは同じではない。』



以下、引用です。



1#3

いま僕がやってるレゴは、もう完全に「子どもの遊び」です(笑)

パッケージ通りの造形物を、説明書にしたがって組み上げるだけ。

フォルクスワーゲンのバンを組んだら、その車ができる。

ホテルや市役所の建物も、説明図通りのものができる。

創作性ゼロです。

ところが、創作性ゼロと創造性ゼロは同じじゃありません。

ひたすら説明書通りにレゴブロック並べて組むだけの作業が、なんか仕事疲れにいいんですよね。

たとえば、いま書いている原稿は「3時間書いたら、その分だけ仕上がる」というわけじゃない。

企画書も講演のレジュメも、使った時間じゃ無くて「自分の中で準備できているナニか」によって出来具合が決まってしまいます。

だから、「ひと晩徹夜したけどムダ」というの、当たり前にあるんです。

ところが、レゴに費やす時間にムダはありません。

1時間使えば、かならず1時間分の作業は進みます。

こんな当たり前のことが、創作に疲れた頭にはめちゃくちゃ嬉しいんですよ。

同じような経験、ありませんか?

手芸とかお習字でも、課題とまったく同じ事をやってみる。

そこには創作は無くても、ちゃんと創造性はある。

だから心は豊かになる、という経験。

というわけで、僕は今日もレゴざんまいです。





あるある!
岡田斗司夫氏は、凄いなぁ

こんなふうに、感覚を言葉にできるって