六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

酒場のメモその2

その1から続いてます。
夜な夜な酒場が続いたので時間遡り、わずかながら記録しておきたい。
酒場の空気とか、人々との会話は、時にエネルギー源になり得るぜ。


3#28“けご2の14”
この夜は二軒目、チーム読書会をフェイドアウトしたN嬢が立ち飲みしてると連絡あったので合流。
住所と店名がイコールな立ち飲み屋。5人も入ったらいっぱいになるカウンターのみの密着型沖縄料理居酒屋だ。Sママの魅力と美味くて安いメシが人気でいつも密着しているので、なかなかどうして、独りで入るのに勇気がいる、入ってしまえば老若男女気軽に打ち解けられる凄い空間。時々メニューに登場する“スリランカカリー”は本格派の味わいだ。
この夜はすでに酔っていたおり、島らっきょうをさくさく食べ、泡盛シークヮーサー割り、梅酒ロックを飲み終えた頃にはゴキゲンなれどもぐったり。
で、俺を呼びつけた酔いどれN嬢はまたもやいつのまにか行方不明になる、ああ自由人
結局、どこかで会ったような会わなかったようなおじ様お姉さま方々と袖すりあわせてたち飲む夜更けに。
この店は我が家から徒歩7分くらい、ほろ酔い帰宅、先ほどM嬢に教えてもらった、小川洋子の“猫を抱いて象と泳ぐ”をAmazonで注文してベッドに落ちた。


3#27“福よし”
箱崎のラーメン屋、いや焼き鳥屋かなぁ。JR箱崎駅そばの味のあるたたずまい、年季がはいった風貌(つまり古い)のお店だった。
この夜、箱崎の書店“ブックスキューブリック”のイベントに出席した。
南方写真師、垂見健吾氏の沖縄本新刊が文藝春秋から出たのだ。編集者O嬢とタルケンおじぃ、キューブリックのオーナーOさん企画のトークショーは、ビールと泡盛飲みながらスライド見ながらゆるゆると。
そこにいた人々皆で打上げが“福よし”だったのさ
カウンターしかないお店なのですでに満席、しかしOさんはニヤリと笑い店の前にある折り畳み式テーブルを出したのだ“どうぞみなさん”ってね。わぁ、外飲み、ちょい寒いのでみんなで芋のお湯割り〜。焼き鳥〜、餃子〜、ラーメン〜。タルケンおじぃと赤ちょうちん!いっぺ〜にふぇ〜で〜びる(スペシャルサンクス)な夜だったね(と沖縄イントネーションで)。
同席したOK夫婦によると、この福よしは“老舗”らしく、只者ではないお店らしい。
そういえば、店前で宴会する僕らの目の前にガンガンお客さんがタクシーで駆けつける光景が見られたもんな。
箱崎という、ちょっとばかり新鮮な場所で過ごした大事な時間だ。