六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

朦朧と満月

1月最終日、日曜日6時起き。
今月は、たいてい休みの日の方が早起きだ。

ともかくよく歩いた一ヶ月(自転車2台とも壊れてるしさ・・)。
締め括りに、朝から軽くジョグ。
福岡城址あたりの景色がとても落ち着く。
自然のデザインは凄い。 http://movapic.com/yanaichi/pic/1243630

昨日TSUTAYAで借りた「荒井由実ひこうき雲」があまりにも名盤で、何度も何度も聴いている。
松任谷由実があまりに偉大過ぎてすっかりノーマークだったが
デビュー作と今更ながら出合ってしまい、まさかの衝撃である。
名盤は、何度も何度も聴いても新しい角度で魅力を提示してくれる。
これ一枚でしばらく愉しめそう。

朝からじっくり酒を飲む。一ヶ月の疲れを吹き飛ばすような時間。

辺りが暗くなって外にでると、空が低い。
ビルの屋上辺りにうすらぼんやりと浮かぶ満月。
朦朧と偽物の夢みたいな世界。


追記
先週土曜日の日記書く。
ラッパ屋の「世界の秘密と田中」1週間たっても記憶が色あせない。http://d.hatena.ne.jp/yanaichi2/20100123

昨日一気に読んだ本2冊反芻。

養老孟司 死の壁
養老さんのロマンテシィズムが好みだ。
人生の最終回答は「死ぬこと」。自然の高度なシステムとしての人間に畏怖の念。人を殺すことの出来る道具はきわめて単純だが、人間は複雑で後戻りできない。元に戻せない、二度と作れない。。
死の恐怖はありえない。
死は口のようなもの。
「どうせ死ぬんだから慌てるんじゃねえ」というのが私の結論です。


堀井憲一郎 落語論」
本質論、技術論、観客論からなる落語論。
キャラクターやストーリーやあらすじに意味はない。セリフと音と気、ライブとしてのみ存在する落語というエンターテイメント。
繰り返しに堪えること、言語化を拒否している芸。深いなあ。