六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

拾う神あらわる

木曜日。福岡はまだ肌寒く、雨。博多駅に向かうバスは渋滞。
地下鉄で空港に向かい、スカイマーク便の機内で、小山薫堂氏の「社会を動かす企画術」を読了。
最近めっきりスカイマークのCAの美人比率が高いように思われる。
機内で100円で飲めるコーヒーが意外に美味い。
小山薫堂氏の企画にワクワクさせられた頃に那覇に到着。
カラッと晴れている、気温は27度。
レンタカー屋さんの送迎バスに乗った瞬間にリゾート気分が鼻の奥にツンと漂う。
豊見城(とみぐすく)で車を借りて高速道路で沖縄市へ。
一軒目の訪問を終えて、パークアベニューの食堂で茄子味噌炒めを食べた。
那覇に戻り、T社の社長を訪問。
ここ数ヶ月、沖縄でたくさんのことを捨てた。
たくさんの人に迷惑をかけ、たくさんの不安を招き、叱咤され、仕事のこと、サービスのことを真摯に考えた。
たくさんのアイデアと勇気を持って、小さいプライドも、この際だから全部捨てた。成功体験も全部捨てた。
そしたらね、出合ったのさ「拾う神」に。
たたきあげで50億の会社を作り上げた社長と、僕らが沖縄でやろうとすることが交差した。
何時間も話し込んだ。
全く新しい概念、ライバルと競合しないステージでやることにした。
そのアイデアを持って、今まで培った相手に切り込んだら、歓喜で迎えられた。
ピンチはチャンスだ、あきらめなければ大丈夫、困ったらまず考え抜いて、人に会いに行く、摩擦が起きたらしめたものだ。
誰かの役に立つアイデアならば「拾う神」が現れる。
心が震えた。