六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

忘年会で復活する

月曜日、年末進行、だいぶ慌ただしくなってきました。


この日の夜、申しこんでいた講演会を、キャンセル連絡(スミマセン)。

お誘いいただいた、劇場ポータル運営S社の忘年会に、闘病中のSさん(某劇場のプロデューサー)が顔を出すという。
昨年は普通に仕事をされていて、一緒に中洲で飲み歩いたこともある。今年突然入院されて肺ガンの治療に入ったと聞かされていた。
若いから進行が早いとか、すっかり痩せてしまったとか、近しい人から聞いていた。
どんな状態で今日逢えるのか分からなかったのでドキドキしていた。
久しぶりに会う彼はかえってふっくらしているよう。にっこり笑って握手をした。
奇跡みたいな復活の話(もちろん、まだ闘っているが)を聞きながら飲んだ。
何と闘っていたのか?
「あきらめそうになる自分の精神」だと彼は言った。
九州に戻りたくて、外に出たくて、仕事がしたくてね、と言った。

忘年会で復活した彼を囲んだ
彼に「よく戻ってきた」と何度も何度もつぶやくYさんも満身創痍で生きている。力強いんです、その握手も笑顔も。



追記
ほろ酔いで寄る深夜のTSUTAYAにて。雑誌(クロワッサンだった)読んでたら、壇太郎さん夫婦の、能古島移住の特集があった。
あの壇一雄さんの晩年の住み処(とても雰囲気のあるロケーション)が無くなる噂は聴いていたが、息子さんの終の住み処として生まれ変わっていたのだ、感動だな。
能古かもめとか魔女のいるカフェなんかにも通ってるんだろうな。