六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

よろずばなし

昨年映画館で見逃した「グラン・トリノ」をDVDで、白ワイン片手に見た。
ベッドの上で、深夜疲れた無防備な身体と脳にストレートに刺さりまくってこれは涙腺がヤバイね。

ヤバイヤバイ時間を過ごしたおかげで、思いのほかすっきりしてそのまま深く眠った。

火曜日、時間巻き戻し?

年末やたら元気だった母が、正月早々に病院に運ばれ、入院(内臓系)。仕事の合間に手続きやら、これまで持とうとしなかった携帯電話の手続きやらであちゃらかちゃらと行ったりきたり。
その間にも面白い仕事の話や出会いや、はたまた年末に終わった制作物にミスが(ここぞとばかり)発覚し、四方八方手を尽くしてひとまず着地させる。

病院は、びっくりするくらい新しく清潔な個室で、看護師さんが美人なこと、病院の近くに「餃子の王将」があるのを発見したこと(晩御飯は、数年ぶりに王将の天津飯と餃子を食べた)や保険会社との認識の相違など、今日一日でなかなか素敵な発見と収穫と貴重な経験もあった。
ぴんぴんしてたのが、いきなりの点滴生活に突入した母は、やや気持ちが弱っていたが「せっかくなんでしばらく骨休めしたらいいさ〜」と、無理矢理携帯電話と本をプレゼントしてあげた。

更に時間を巻き戻し?
「失われた福岡遺産(仮)」コンテンツ企画の打ち合わせを朝から親富孝(親不孝)通りのモスバーガーで軽くやる。
企画者の益田さん(アソシエ)が「シティ情報ふくおか」の1975年の創刊号を持参してきたのでそれを肴にひとしきりブレスト。

いつか引き合わせたかった「福萬醤油」の醤油ソムリエである大浜大地氏に連絡して「バル福萬」へ出向く。
そこで醤油ベースのお雑煮を食べながらよもやま話。なかなか正月らしい粋な時間と空間を過ごす。
そこへ和服の紳士がゆったりと登場。
「福萬醤油」のオーナーである白木正四郎さんではないか。
益田さんと白木さんの遭遇は想像を絶するよもやま話の連発だった。
この街(親不孝通り)は「萬町(よろずまち)」という名前があるんですが、その辺りの話題をきっかけに、時代の扉を次々に開けていくわいくわ。
だいたい江戸時代から現代までを縦横無尽にいったりきたりするわけだこのマニアックな人達は。
その話のおもしろいことよ(固有名詞はちんぷんかんぷんだったが)。
僕なんかは、親不孝通りの白木さんって言えば
「スティーブンセガールを個人で招聘しちゃう人」であり、「ミッテランコードって小説をさらっと書いちゃう人」であり「探検九州の人」だもんな。それにしても、蔵から発見された巻物も見せていただき熱い語りも聴かせていただき、「昭和遺産」というより「日本人の文化遺産から宇宙論」ぐらいまで拡散したのであった。
http://music.geocities.jp/masashirou26/index.html
とにかくこの日はよろずもろもろいろんなことがあって、萬町談話も実に面白おかしくて

いろんなことが溢れ出して、たくさんの方々に感謝しつつも
『お疲れ様、結構がんばったなあ、オレ』(あ、これ個人日記blogなんで、自分もちゃんとねぎらうのさ)な一日であります。