六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

厳しさとやさしさ

日曜日、疲れ?全く起きられず9時間以上眠り込む。

ベッドの中で夢うつつながら、先週あったもろもろを反芻してみる。

一昨日の朝まで飲んでいたチームと、侃々諤々やらかしたこと
互いに言い分はある、どちらも正論。
でもさ、相手が言った一言だけが納得いかない

「あ、それは無理。」

そんな一言で片付けるんだ
今までの議論は何だったんだろ?みたいな一言。

無理を承知で、無理を前提に、なんとかしたいと思って戦っている人を前に
「それは無理」って・・・。

その厳しさに、ますます燃えて萌えた。


もう一つは、昨夜見たヨーロッパ企画「曲がれスプーン」の場面場面を
フラッシュバックで反芻。
じんわり温かい気持ちになった場面。

テレポーテーションの力を持つエスパーがいる。
実際は、5秒だけ、世界の時間を止めることのできる能力を持っている。
(止めた時間に移動しているだけみたいな)
その力をあらゆる場面で使おうとして上手くいかない
(それが笑いを生む)
最後の最後に、その力をほんの小さな、ささやかに使った場面
テレビ局のドジなADに、大スクープ映像を撮影させるお膳立てをした
やっぱりドジな彼女に気付いたエスパーが、時間を止めて何をしたか?

カメラのキャップをそっと外してあげた。

この場面が忘れられない。
これが人間の持つ優しさだ、たぶん、きっと
そんなふうに思いたい。
誰にも気付かれず、そんなことのできる人間になりたい。

追記
そんな場面を描けるヨーロッパ企画の役者と
上田誠の目線に感激した。