六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

金曜日と土曜日を繋ぐ練りものと、曲がれスプーン

昨夜は、仕事にめどがついたのが日付変わってしまった深夜で
大きなイベント仕事のため来福している、名古屋チームの皆さんとの飲み会に合流。
途中参加の悲しさで、出来上がってしまっている大人たちテンションの高さに追い付くまでにやや時間がかかったが、そこはもう長年の「ふとっぱら」での打ち上げ経験がモノを言いましてね
ラーソーメンと、焼きラーメンと黒霧を囲めば、話は尽きません。
エンドレスNightなおもむきの金曜深夜。
楽天地(モツ鍋)→ふとっぱら→小洒落たバー→蒲鉾屋。気がつけば朝、みたいな。 http://movapic.com/pic/201002130419204b75a9b8bd768
南天神、渡辺通りから入った路地裏に朝まで開いているBarと、朝から開いている蒲鉾屋さんがある。
早朝から仕込み仕事されてた店主のおばあが、僕ら酔っ払い男子(千鳥足)の話をやさしい表情で聴いてくれた。
夜の闇と朝の光が交差する蒲鉾屋、そこにいるおばあは神懸かっている。
福岡の路地裏にはそんな風景があって素敵だ。

土曜日
バンクーバーオリンピックが始まった。
相変わらずテレビのない生活なもので、NHKのオリンピック公式ツイッターアカウントをフォロー
http://twitter.com/NHK_Olympic
これ、かなり使えます、文字を追いかけながら、脳内で映像が再生される感じ。

夕方、イムズへ出かける。天神は人が多いな。
18#00、イムズホールにてヨーロッパ企画の舞台「曲がれスプーン」を見た。
うは、予想以上に面白い、上田誠の煌めく才能と役者陣の個性の結晶。
今回、本広監督の映画を先に見ていた。
映画は映画ならではの、拡散する面白さがあった、舞台は一幕ならではの「収縮」「凝縮」された面白さに満ちていた。
上田誠は、舞台を「水槽のように」描けるメディアだ、みたいなことを言っていた。
そこには人間の想像力を喚起する台詞や表情がちりばめられていて、例えば「毒グモ」のエピソードは、頭の中にそれぞれのイメージが醸成されてるからこそ、舞台上での大騒ぎの後のオチが、実にくだらなさ満載で、思いきり笑える。ヨーロッパ企画らしさ全開。
(映画版って、映像で「毒グモと、刺された男」を見せちゃってたものね。)

会場にはいつものように、地元劇団「電脳グローブガラパゴスダイナモス」のメンバーがお手伝いをしており
僕はいつものようにヨーロッパ企画のDVDを買い足す。(舞台を見に来るたびに一つずつ。)
今回は「火星の倉庫」をご購入。

ガラパも5月にイムズホールだ。
彼らが劇場で流してたandymoriも凄い勢いでシーンを揺るがしてる。
会場で会ったHさんへ「ガラパ」の新作への期待と
andymori」の2枚目のアルバムが凄い件を語る。

オリンピックが行われてる最中に、世界の片隅で面白いことがじわじわ生まれている。