六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

揺られながら進む

鳥栖に向かう特急電車に揺られながら記す。

人身事故があったようで、一本運休になった後の車内は満席、スタンディングも出る始末。
ぴりぴりしてる人、流れてどこいくのだろう

電車はいいね、こちらがどんな状態であってもただ前に進み目的地に到着するのだ
後退したいぜとあがいたって、ジャンプしたって進むのだ

さて
奇蹟のクラシック・フェス「ラ・フォル・ジュルネ」の情報がじわっと発表されてきました。

日本上陸当時から追いかけてきたファンとしてはルネ・マルタン氏のセレクトするテーマとアーティストと構成が発表されるのが待ちどおしいところ。九州では「佐賀県鳥栖市」で昨年に続き2回目の開催となりますよ(そういうわけで梁瀬はそろそろ“鳥栖”モードに突入する日々です)。

2012年のテーマ「サクル・リュス」は「ロシアの祭典」を意味するのだそうです、メインビジュアルになるイラストの登場人物は、リムスキーコルサコフチャイコフスキーラフマニノフストラヴィンスキープロコフィエフショスタコーヴィチと1870年代以降のロシア音楽界の巨匠が汽車から降り立ったイメージで描かれてます。
実は個人的には馴染み薄すぎるテーマ、そういう遠いところの音楽が、お祭りムードで一気に、すぐそばでたくさん手に入るのがこのフェス(とあえて呼ばせてもらいます)の醍醐味。「クラシックはロックだ」と思えるとか、「クラシックを遊ぶ」とか、「はしごするクラシック体験」とか「飲んで食ってクラシック」とか、結構斬新な体験ができるのです(体験談)。GWにどうぞ。