六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

おしん

昨夜は仕事を19時頃に切り上げて、近所の一風堂で中華そばと半チャーハンを食し、どうにも体調が悪いのでさっさと帰宅。
体調が悪い人間が食べるメニューじゃないよね、というツッコミはなしで。食欲があったのはこの時点までだった。

あまりの寒さにぷるぷる震えながら風呂に湯を張り、最近マメに買い足しているバスソルトをざらっと投入し、ざぶんと浸かり至福の境地にたどり着く、癖になる気持ちよさ。
濡れてもよいタオルに文庫本を包み、頃合いをみて読み始める、時間を忘れて「容疑者Xの献身」の世界へ。
気がつけば眠っていた、湯の温度は下がり自分のテンションは上がる、熱いお湯を継ぎ足して続きを読む。
上がったら普段ならビールそしてワイン
しかし全く飲む気が起きない。寒い、さっぱりしたものの、身体が重い、究極に眠気。
まだ22時だったがコンタクトを外してベッドに入った。
湯タンポをセッティングする余力すらなく、夢の中で車が来るまで毛布にくるまり(by佐野元春)うつつの世界へ。
朝7時まで眠ったのでたっぷり9時間。あぁすっきり。
金曜日
16時頃までなんやかんや仕事をやり、昼ご飯がまだであることに気付いた。
食べとかなきゃと言い聞かせ、飲食街をぶらつく。
はじめて入る美味しそうなウドン屋を見つけてゴボウ天を注文。
やって来たのは、別皿に巨大かつ熱々なゴボウ天とウドンとおにぎり。
うわ、美味しそうだ!と頭の一部分は惰性で思う、しかしはたと気付く、全く食欲がないのだ。ぎとぎと油ののったごぼう天を喰らうイメージにリアリティーがない

それでも完食した。うっぷ

ここからわたくしのお腹が壊れたように痛み出した。
下痢、脱水症状
 
20#30頃仕事を終え、ドラッグストアでポカリスエットバスソルト的な各種入浴剤、雑炊、お粥セット等々買い込み帰宅。

熱々の風呂に浸かり至福のひととき、粒々だったバスソルトが溶けてぬるぬるして自分の意識すら溶かしてしまうようで文庫本はざぶんと湯に浸かりハッと意識を取り戻す。
湯上がり、気分は悪くないがお腹が痛い、昨夜に続き酒を飲む気が起きない、二日続けてアルコール抜いたのはいつ以来だろうか
食欲がないことを自覚できたら意外に気が楽で、しばらく胃を休めてあげようと優しい気持ちになったぜオレ

ネットでいろいろ調べて“悪心”という症状が気になる。
おしん”と呼ぶようだ、吐き気なんかを指す用語らしいが、“悪いことを考えてしまう心”の動きのことなら今の自分に当てはまる、昨夜からの心の動きをたどりながら考えた。
今夜も眠くて眠くて。
心と身体は別々だがやはり繋がっている、コンタクトを外してスイッチを切って身体のパーツに思いを巡らせて眠るのだ。