六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

空蒼く雲低く那覇。紅葉する福岡→北九州。

土曜日、6#00起床。まだ薄暗い、いそいそとモノレールで那覇へ。
空港での待ち時間はどんなに長くても苦にならない。空港ならいくらでも楽しめる。

http://movapic.com/pic/200911280740104b10554adf245

8#15発のスカイマーク便で朝から那覇→福岡へ。
10#30頃地下鉄天神駅のロッカーに荷物を預け、身軽になったところで天神バスセンターへ。
読み終えた琉球新報を捨て、朝日新聞を買って高速バスに乗る。
タマゴのサンドイッチと野菜ジュースと鶏おにぎりも一緒に北九州へ。

午後イチ小倉到着、リバーウォーク。http://movapic.com/pic/200911282145044b111b502fc14
すぐ側にある小倉城周辺の紅葉が綺麗。
お掘の亀は冬眠中か。

13#00北九州芸術劇場小劇場にて青年団「カガクするココロ」「北限の猿」観劇。
役者さんとか、演劇関係のproducerさんとか、たくさん知っている顔が観客席に見られた。
平田オリザさんは見当たらず。

オリザさんの方法論が凝縮された舞台。
何が起こるでもなく、一つのシチュエーションに出入りする人の会話と対話で奥の深い世界が表現される。
自分の心の動きをなるだけ追い掛けながら見た。
不思議なくらい自然に人間が見えてくる、15〜16人の関係や立場や思いが見えてくる快感、オリザマジックである。

行きと帰りの高速バスで「演劇入門(平田オリザ)」を読み(この本で、舞台の構造的面白さに目覚めた)
ああ、あそこはこういう意図かと反芻し

3日ぶりに我が部屋に帰り、劇場で購入した「カガクするココロ」の上演台本を読みながら、人を頭の中で出入りさせる。
オリザさんの台本ってト書きがほとんどないんです(他の人の台本あんまり読んだことないので比較しにくいが)。
会話と対話だけでここまで気持ちを形づくるのって凄いな。

見てから読むと二度楽しめる青年団
ボジョレーの残りが空になった。