六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

アナログ嗜好

水曜日。
昨夜書いた新聞用原稿を一晩寝かせて、朝にチェックする。疲れていたとはいえ、ひどい出来。

打ち合わせをいくつかはしご。
数日前から、iPodnanoの歩数計がうまく機能しなくなり
どれだけ歩いても平均1900歩ぐらいしかカウントされない。
部屋から事務所までが片道2400歩くらいなので明らかにおかしいのだが、それはそれでよいのかもしれない。身体が10000歩以上の肌感覚をすっかり覚えてしまったから記録する必要がなくなった。
最近では、マンションのエレベーターが1階にいなければ、8階まで階段使うという自分ルールを導入してるから、数字にしばられない。
結果、階段を毎日使うと肉体的に気持ちが良い
たいていエレベーターは1階にいないので、乗れた時の喜びが大きいから、精神的にもさらに良いらしい。
この習慣ができたのも元は歩数計で記録したからで、つまり「記録しなくてもアベレージをあげるために、まず記録から入る」というのは道理だ。

「浜勝」で夜ご飯。今年初の浜勝、相変わらず美味い、幸せなお店。
赤味噌のみそ汁と、麦飯と漬物とキャベツという珠玉の脇役陣が、主役のカツ達をもり立てている。

夜、ラジオ聴きながら、柔らかいオレンジの明かりでベッドの上で雑誌めくってちびちびやるひとときが大事な時間、とかくアナログな感じを欲しているらしい。
ラジオの面白さと、紙媒体の役割を最近あらためて考えることが多い。
デジタルが進化するほどにアナログの面白さが変容する的なことをつらつら考える。

先日沖縄に行った際、野球がらみの地元限定雑誌が創刊されたのを知った。
沖縄の高校野球に特化したという、なんともニッチな雑誌、収益構造は?とゲセワなこと考える一方で、こんな雑誌をリリースする熱く狂喜な人がいるんだと思うと、気分が高揚してくる。

「月刊ベースボール沖縄」http://baseball-okinawa.d2.r-cms.jp/

そこに言及してる、沖縄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』の記事が最高だった。↓
http://uruma.ap.teacup.com/piratsuka/869.html

下記のくだりにはげしく同意した。
「明らかに無謀な創刊だと思う。だがしかし、これぞ出版の醍醐味。(中略)
32ページ、280円。こんなに熱い創刊は、久しぶりに見た。」

追記
これからキャンプの季節で、沖縄はプロ野球が熱い。
さらに今年は、新設の奥武山野球場で35年ぶりの公式戦が開催される。「6/29 30横浜VSヤクルト」に沖縄初のナイター試合なんだそうだ。 

沖縄の夜、屋根のない球場でオリオンビールとか泡盛飲みながら野球観戦なんて、素敵過ぎるっ。