六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

黄金のまどろみ・光司とドルジ

貴乃花こと光司と、朝青龍ことドルジ。
いずれも大横綱(元・横綱)の現在の動きが、自分の周りで感じることのできる、構造転換とリンクしている。
なるだけテレビや新聞の「温度」からは距離を置いて、その事実と結果の断片と、そこにあるプロセスと物語を想像してみたらよい。
朝青龍の引退会見からも、貴乃花の理事当選会見からも、ワイドショーの切り口とは全く違う「社会」が見えてくる。

興奮覚めやらぬ昨夜のイベント「KABUKINIGHT」
参加者から御礼メッセージが来た
「普段体験したことがない劇場の雰囲気、役者の方のラフな雰囲気。」や
「花道に近い席で、役者さんが間近に見れました。」といった言葉の隙間に、見て欲しかったその体験の喜びを感じることができた。
役者や劇場の放つエネルギーは、目に見えませんが、結構な心の滋養だと思います、はい。

21#00、天神東宝のレイトショーで「ゴールデンスランバー」を見た。

堺雅人や、香川照之という、珠玉の役者陣や、中村義洋伊坂幸太郎の世界観のリミックスが素晴らしい。
自己啓発書なんかよりも強く、こういう物語からのほうが「信頼」という言葉が素直に入ってくる素敵。
斉藤和義の音楽はいいし、モチーフとなるビートルズの使われ方も好きだ。いつも舞台となる仙台がキラキラして見えた。
原作本はまだ読んでない。
どちらの「ゴールデンスランバー」がまどろみを強くイメージできるだろうか。