六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

匂う音、薫る色

一年中で1番気持ちのいい気候じゃないかい、この5月中旬は特に。
目覚めがよくて、朝一杯の水がいつもより美味く感じるからシめたものです。

iPodnanoでラジオ聴きながら警固公園を抜けるのが朝の寄り道出勤コースなのですが
ソラリアプラザ一階にある天神エフエムのサテライトスタジオ生放送の前を通るあの瞬間がたまらない。
車運転していて、ガソリンスタンドで流れるラジオとシンクロするあれです。
あの不思議な音の立体感が、自分のイヤホンと生放送のスピーカーで内から外から畳み掛けてくる感触には「萌え」ます。
今朝なんか、アフィの「MCズ・キャン・キッス」がガンガンに流れたものですから、ちょっとしたひとりクラブ状態。
曲中にひとやすみするDJ(この場合、ラジオのしゃべり手)のけだるい表情まで見てしまい朝からトリップしそうになる。

ここ数日は、朝スタバ、昼は文六で蕎麦、もう一度スタバみたいなサイクルが続いている。朝はともかく、昼過ぎのスタバはあらゆる種類の客が見られて興味深い。

スタバの横に福岡PARCOがオープンしてからというもの、この辺りは天神の一等地としての賑わいを取り戻しつつある。
そのPARCOのあるビルから北向きに渡る交差点の信号待ちの際、いつも気になっている街路樹がある。
先月までは葉っぱが薄くて艶やかなピンクだったと記憶している。あれ、こんな綺麗な木があったっけと思わせるなまめかしさ。
気品といやらしさを併せ持つ存在感。
あのピンクはいつのまにかグリーンに変わっている。
「チャンチン」と呼ばれる木らしく、漢字では「香椿」と書く。中国の女性である。
春の若葉が赤く、秋には紅葉し、新芽は香りが強く食用になり、花は臭気があるそうだ。どんな「臭気」でしょうか、ますます興味深い。
この一等地は、人の通りも車も、音も匂いも騒がしい、熱気も寒気も、都会ならではだ。
そういう場所で淡々と色を変え、匂いを発する街路樹はなかなかたいした存在だ。

PARCOのクルクルサイクルでBRUNOのミニベロの現物と遭遇。くすんだ感じのグリーンがキュート過ぎる。自転車数台部屋置きできるとこに引越したい。
http://movapic.com/yanaichi/pic/1915360