六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

雨のポンポロロン。

月曜日の雨はめんどくさい、少し朝寝坊したのでバス停に駆け込む。
あまりにぎゅうぎゅうで何台も見送る。
いつまで見送ってもぎゅうぎゅうなので、仕方なく紛れ込む。
ぎゅう、ぎゅう、ぎゅう、ぎゅう。
何故かこの日は暖かいので不機嫌にならずにすんだ。

先月、作家の佐野洋子さんが亡くなった。
「100万回生きた猫」の佐野さんね
ちょうど同じタイミングで仕事仲間のSさんが若くして亡くなったので、2010年の11月は、ついに生き返ることのなくなったあの猫と、佐野さんとSさんのイメージがセットで記憶されると思われる。

佐野さんのエッセーとか、いまさらながら拾い読みをしてるわけです。
それで、昔昔子供の頃に読んだらしい、雨のおじさんの絵本も佐野洋子さんだったと気付いて驚いた。

傘が濡れるのが嫌な、けちん坊なおじさん。
公園で子供たちが小さな傘をさし、唄を唄いながら楽しそうにしてる場面を目にする。
「あめがふったらポンポロロン、あめがふったらピッチャンチャン」
(懐かしいっ、昔読み聞かせしてもらった)

それを聞いておじさん唄いながらも傘をさした・・・みたいな話。
雨が楽しくなりそうな響き「ポンポロロン」。


追記
久しぶりに酒を断ち、部屋に仕事を持ち帰り、深夜の資料づくり。

今週はだんだんと寒くなるらしいですね。
終わるなあ、2010年