六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

桃色成人・十日恵比須

恒例行事。
下手をすると、新成人は自分の子どもと言っても間違いじゃない年齢なのだ。
少子化で、さらに福岡は女性が多いらしいので、本日も街中で目立つのは振り袖姿ばかり。
男性は悲しいかな地味だね、こういう行事は女性のためのものだ。

国体道路沿いTSUTAYAの二階で、コーヒー飲みながら窓眺める。
どうも「振り袖女子がキャバクラ嬢にしか見えない」
錯覚かと思い、何度も確認したがやはりキャバクラ嬢
キャバクラには何年も行っていないからイメージの中のキャバクラ嬢としか言いようがないが。
そんなキャバクラ好きのオヤジのような戯れ言をHさんにした所
「そうね、最近の女子は盛り過ぎだものね」と
なかなか意味深な発言。
盛り過ぎなのは、頭のおだんごか、肩口のモワモワだと思われる。

天気は最悪でしたけど、街を彩る人々は晴れ晴れとした表情でしたね
ちなみに僕たちの頃も「就職氷河期」と言われておりましたので、「公務員になりたい」とか「正社員になりたい」とか、マスコミの誘導尋問にそのまま応えた記事が成人の日のニュースを賑わしてました。
違うのはまだ皆携帯持ってない時代だったことと
僕の背広が桃色でしかもダブルで不似合いだったこと。
だいたい30歳くらい時分に精神的には成人した気分でしたので、その頃はほとんど頭の中もつるつる桃色でした。

午後から2時間ほど事務所で仕事をし、夕暮れ西鉄ホールへ
ここ3年、成人の日の恒例イベントとなっている「山田広野の活弁天国」を見た。
山田広野さんといえば「桃色活弁」の人。劇場のライティングも桃色で、
自作の映像(エロテイスト)に、自ら活弁をかぶせる。
当然ながらライブパフォーマンス。
最短3分、最長8分の映画を8本見ることとなった。なんと言うか、サブサブカルチャーの王道を行く出来。
うは、くだらね〜、というのは最高の褒め言葉だと思われます。
猫ひろしなべやかんなども役者として出演。幕間のトークがそそられた。
終了して20時、バスで千代町へ。
こちらも恒例、十日恵比須神社へ。あいにくの雨のためか、遅い時間のためか参拝客は少なく、スムーズ。
お詣りの主旨は「昨年のお礼と、自分なりの商売に対する決意みたいなものの宣言」にある。
住所もつぶやいとくと
いいらしいので、きちんと折り目正しく。
その後は、小銭入れに一年間入れていた「恵比須銭」を返却し、100円払い新しい銭をもらいうける。 http://movapic.com/pic/201101102052224d2af2f60955c
詣でるシステムと、恵比須銭流通システムと、参道のテキヤさんの三位一体は健在で、あれやこれやわいわい突っ込み入れながら「わざわざ出掛ける」ことを、人々はエンターテイメントとして楽しんでいる。
これそのものが商売繁盛のヒントになっておる十日恵比須神社の光景。