六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

演歌歌手的立ち位置

「本日の場面@マリンメッセ福岡。」
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立ち上げから今年で10回目となる「にっぽん演歌の夢祭り」という大型イベント。
毎年恒例でこの日に向けて自分の受け持ちパートとしては9月から準備に入るので実質6カ月、うは、半年×10回目ですから、累積で5年間たずさわったことになる。

大型と書いたが、福岡では一万人入る「マリンメッセ福岡」の昼夜二回公演。
今年は、埼玉のスタジアム「さいたまスーパーアリーナ」にも同時に関わらせていただいたのでさらに“巨大”なスケール感を味わうことになった。

見慣れた光景だけれども毎年新鮮。
「演歌歌手的」なエンターテイメントの在り方が年々存在感を増しているように思えるからだろうか。

そもそも「演歌」はレコード及びCDのセールスに依存していなかった(つまり売れていないのが当たり前)。
だから不況にはすこぶる強い。
草の根で全国各地を行脚してなんぼのスタイルが常だから、圧倒的にコミュニケーション能力とステージパフォーマンスが磨かれている。
小さい会場でも、巨大スタジアムでも、「1人」の顔がちゃんと見えている。
毎年毎年その凄さを見て、演歌歌手を尊敬し、演歌歌手的なポジショニングに思いを馳せるのだ。

本日は「小林幸子」「五木ひろし」「堀内孝雄(彼も演歌カテゴリ)」の“きみまろ”顔負けのトークが会場をドカンドカンと爆笑させ
唄で心を震わせ、衣装(もちろんメガ幸子ほか)と握手とで抱きしめるのだ。
“島津亜矢”的九州スタイルや“長山洋子”的三味線アクション+着物でロックスタイルや、“北山たけし”的ピリリと誠実スタイルや、幕間の“コロッケ”の超絶モノマネがあまりにもキャラ立ちしすぎで、脳ミソ攪拌される快感フェスティバルなのです。

不況時に“演歌歌手的”を忘れずに、ってな感じで。


今日も寒いね〜お兄さん。 http://movapic.com/pic/201103031535174d6f36a507271