六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

成人二人ぶん

最近お気に入りの赤ワインがありまして
お値段はボトルで1500円程度なのですが、飲み口柔らかで少々骨太、しつこくないがあとを引く味、こいつみたいな存在になりたいものです。
このワイン、昨年末、友達の“宅飲み忘年会”への差し入れ用にと、ご近所の酒屋さんで選んでレジに持参した際、対応してくれた女性店主が絶賛してくれた。
そのすすめ方がとても気持ちのよいもので、ワインと共にその人の放つ言葉を引き出したくてちょいちょい買いに行くようになった。

昨夜はそのボトルをなにげに大半空けてしまい、またもや早起きができない“月曜祝日”の朝。
成人の日には昨年も、同じカフェの窓から街を見おろして、振り袖の女性を眺めていた記憶がある。
「頭の盛り」の大きさや、襟元のモワモワを見てるとどこかのお店の人に見える、盛りすぎ注意、みたいなことを書いた記憶がある。
ふと気付く、彼女たちの二人ぶんの年齢だ、今年で。相変わらず悪戦苦闘してる大人ですがあれから20年、同窓会なんかやりたいものですね。

今年の初売りの収穫、ジャケットとシャツ二枚。
我ながら年々買い物上手になっている。
夕方から事務所で二時間ほど仕事して
北天神の“書斎りーぶる”のカフェスペースでこの日記を更新して“ひといき”。ここは静かでいいな、この場所から道路一本向こう側は“ひといきれ”だというのにね。

これから十日恵比寿神社へお参り。
これも昨年と同じ
同じですが昨年と今年の心持ちは全然違う。
日本中がそうでしょうし、世界中だってそうでしょう。
今年の成人なんて精神が研ぎ澄まされてる気がするし、成人二人ぶんの大人だって、もういろんなことを考える日々なのです。