六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

ほぐすできごと

月曜日に、大名のリンガーハットで晩酌セットを食す。おでんと小さいチャンポンと生ビール。これがじつに5日ぶりのアルコールだった、内臓に染み渡る麦の芳ばしさ。
一杯だけで満足し、帰宅。酒を飲まない日々(おおげさだな)に覚えた入浴(バスソルト入れて湯槽にゆっくり浸かって本を読む)習慣は残り、部屋ビールの習慣が消えた、不思議。
火曜日は自宅ご近所で車を借り鳥栖の山の上にある、極上ロケーションで取材。ガソリンスタンドが運営するレンタカーサービスなんだけど、価格は安くて志しは高い。小さな所帯のスタッフの皆さんがあたたかくて感動。街から山道を登るすがら、だんだんと人の手が入ってない光景に心がほぐされる感じがした。
車の中でおにぎりと野菜ジュースで夜ご飯まで済ませる。
水曜日、朝一で新聞の記事原稿入れた。
由紀さおり安田祥子の童謡コンサートに関するものだが、今「彼女の美しい日本語の歌唱があらためて人々の心をつかんでいる」。
ピンク・マルティーニとの共作アルバム「1969」は大半日本語歌詞で歌われてるもんね、良い歌を再び別アレンジで・・・というトレンドはまだまだ続いて欲しい。いい歌い手は日本にもまだまだたくさんいる。
21時頃、東京から客人が到着したので、春吉「きはる」でサバ食べながら打ち合わせなど。
美味い魚とビール、ようやく内臓が思い出してきた悦び。
木曜日、午後から昨夜の皆さんと合流して鳥栖へ、この日はJR、行き帰りとも「ゆふ」という名前の列車、牧歌的なたたずまいに会話も弾む。
長い打ち合わせを終え、同じメンバーで大宮「池田商店」にて“炊き餃子”。内臓が完全無欠で催促するので、この夜ようやくビールからの芋焼酎へ、喉も身体も心も悦ぶぜ。炊き餃子は相変わらず美味く、〆のチャンポン麺が残り汁にからみつき幸せな風味を醸す。
若者はハイテンション系のお店へと移動し、こちらは途中参加のO氏と中洲のbarSENDAでクールダウンである。
ふっと我にかえる、深い夜の酒場の空気、プライスレス。

金曜日、なんと夜6時から会食、大名の「山荘・暖炉」。
牛タンのしゃぶしゃぶをいただく、俺の胃袋が喜んでいる、ありがたすぎるぜ。
この夜はビールだけにして、早めに切り上げホームタウン薬院大通りまでゆっくり歩く。
readcafeでフレンチプレス、ひとりでゆっくり自分を取り戻す。
気温も高く、もう2月後半、ほぐされていく日々。