六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

さてもクールな金曜日

ここのところ、打ち上げとか続いたり、涼しくて食欲二倍増しで。暴飲暴食もう、かなりヤバいぜと思う秋の不惑
「生きるとは、欲望と不安を受け入れること(岡田斗司夫)」なる言葉をかみしめながら。
それでひとまず今週は、炭水化物を少な目にしております。
ただし“蕎麦”はOKみたいな、ゆるい感じ。もちろん酒は飲みたいだけ。
ほんの少し身体が軽くて気持ち地面から二センチぐらいふわっと浮遊して週末を迎えた。
さてもクールな金曜日

先日そぴあしんぐうで見た舞台“すうねるところ”がじわっと後から来る実に味わい深い作品でして。
それからというものここのところ夜な夜なTSUTAYAでDVD大人借り
木皿泉”脚本のドラマに集中耽溺。野ブタ。をプロデュースを一気に見る金曜深夜
赤ワインが綺麗に空いた。先ほど、久々にご近所の立ち飲み屋で、女将Sさんとたわいもない話をしながら、ビールと肉、魚、冷奴をいただいた。たわいもない時間がとても大切、そういうのが見えない力になる。
木皿泉の言葉は、普通、ありふれていそうでじわじわ響く。
クールの中にある炎のような小さい言葉。
野ブタ。をプロデュース”の、高校生の悶々を懐かしく自分に引き寄せた。
なんとなく好きな先生がいた、好きな女の子(本当に好きかどうかはよくわからなかったのだけど・・・)のことを、ちゃかしつつ、男同士で向き合ってくれたM氏、それから
「こんなクソみたいな世の中はぶっ壊せおまえら!」とアジりまくって辞めた古文のT氏、思えば二人とも今の自分の年代だったのだ。
カメナシ君やヤマシタ君みたいにイケメンじゃなくても、ティーンの悶々と、大人の悶々。それを後ろから優しく抱き締めるような木皿泉のニュアンスはファンタジーなのに普遍、目に見えないことがとても大事で、寂しいツボを刺激する。