六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

見上げたほうが楽なのさ

疼(やまいだれの中に冬)

ボルタレン・ブルー、いやボルタレン・ブルースな気分なので、やや小さめに、ささやくように書きます。


できれば実をいえば今こそ下向きに、下を下を向きたい、腰を落として安定したスタンスで足下を照らしたい
しかし、腰が痛くて痛くて
屈む姿勢ができないのだ

膝を伸ばして、上を見上げた方が楽なのさ。

関節の伸びた、不自然にしゅっとした態度で小さく生活をこなしている。

土台が不安定ですから、小手先で生きている

このブログ、弱りつつある肉体の叫びの記録みたいになりつつあるね

腰の痛みにおののいた俺は、内臓の疾患を疑い、消化器系を調べるために、事務所から徒歩五分の内科へ。

「先生、腰が痛いんです、疼くんです。腎臓とか危険なことになってませんかね」

とりあえずエコーで見てみましょ、みたいな流れでうつ伏せになり、モニターで腎臓をふたつ見せられる

「あ、あるね石が、どちらにも、小さいのが白く写ってるでしょ」
「これが落ちてきたら激痛になりますが今のところは大丈夫よ」
(心なしか先生は笑顔)
ということで、腰の痛みに内臓はあんまり関係ないと。
ついでに石が見つかったので食生活で消滅させましょうと。
腰の痛みはよくわからんのでひとまず痛み止め飲んどこうと。

そういうあれこれありましてこの二日間、ボルタレンを服用中
痛みは和らぐが、薬が効きめありすぎるのは妙に恐い。
ボルタレンは、体温中枢に働いて皮膚血管を拡張し、発汗して解熱する消炎鎮痛剤らしいね。
消炎鎮痛剤による治療は原因を取り除くのではなく、痛みや熱を一時的に抑える対症療法・・・らしいね。

だましだましって、今までのスタンスとそんなに変わらないので、客観的には分かりにくいんですが
ボルタレンで“痛くない状態”に身体をだまして、それが普通だろって状態に薬なしでも持ち込む作戦。
(もちろん、整骨院にいく準備はできている)

事務所でその件をO氏に話したところ
「尿管結石になったら、いい病院紹介するけん、対処法もまかせてね」と、経験値の高い病気トークが繰り広げられ、心なしか彼は笑顔だったぜ。

本屋では、下の方の棚を物色できず、上の方ばかり見て横歩きしている



さて、爆音映画祭が開幕する。
忘年会と、仕事にまだ追われているが少なくとも
「サウダーヂ」「孤独の惑星」「燃えよドラゴン」の三本は見られそう、

爆音で腰痛なんぞぶっ飛ばせ(とか強気に言えますように)。