六ツ角研究室(ムツラボ)

ムツカドあたりから流れる音楽のごときニュアンスを

3年のしのぎ方

月の区切りには、自分の書いた記録を3年前まで振り返り
どんなニュアンスで書いていたのかを確かめると面白い。

今年は、アナログの手帳に毎日簡単な日記(のようなもの)をつけているので
それはそれで、後日ぱらぱらやると面白いのだろうけれど、
自分の性格上たぶんめったにそんなことやらないだろうから
それはやはりデジタルのそれもタイムスタンプが明確で
俯瞰のできる仕様のblogの得意分野だろうと。

向こう3年の“向こう”は、先のことなので
あの時点から見て今の自分です

例えば、昨年は「とある朝会」に出ていた
http://d.hatena.ne.jp/yanaichi2/20120202
しかしながら、今年は完全にその会合からは離脱しており
その状態も、ありだと思っている、あの時間はとてもたくさんの教訓を得た
離脱した自分の性質も客観的に論理的に語れる

このblogを見てそのことを思い出したのです。

また、ちょうど1年前のこの日記の中で
景山民夫”と“色川武大”のことを書いている。

そしてやはり今年も、この季節に、彼らの著作を読み返している
それに気づいてとても実に奇妙で面白い。

たぶん彼らの書く静けさに満ちた(そこに漂う激しい感じの)
文章の余白に漂う、人生のしのぎ方のようなものが
自分をひきつけて止まないのだと思うのです、はい。

「うらおもて人生録」という、色川武大氏のエッセイがある。
今年たまたま久しぶりに読んだらあまりに凄まじい質量で迫ってきて
ちょっと驚いている。

さて、来年はどうだ俺、3年後はどんなだ、しのいでいるか自分。