空気の強さ
あるイベントの現場に昨日から入っている。
たかだか数年前、僕の隣の席のT氏がノートPCの画面をぐいと見せながら
「ねえ、ねえ、見てくださいよ、もの凄く気になるイベントがあるんです」
これ絶対僕らで九州でやりたいっすよね〜、みたいな笑顔で。
そこからどんどん出合いが展開する
展開に次ぐ展開だ。
高校生の男子が、熊本からスタッフ参加してくれている
この後に続く、鹿児島と長崎公演をスタッフとして手伝いたいと、先ほどまで、チケットを買ってイベントに参加してくれていた男性が申し出てくれる、、すぐに劇場のバックヤードで談笑している
ギャラは出ない、それでもここにいることが価値なのだろう、旧来的な価値観を持ち込むと、大事なことを見誤る
息子や娘といってもおかしくないスタッフが楽しそうに楽屋でもくもくと作業をする、自分の役割を探してよく働く、よく笑う
爽やかな風が吹く
文化祭的なノリって大嫌いだ
大嫌いだった、はず?
あれ、今やそんなに嫌じゃないな、全く馴染んでないけどオレ。
繰り返される空気、同じ空気ではない
すべて違う空気だけど“強い”
魅力的な強さ、何度繰り返しても飽きのこない強度。
繰り返すたびに新しい発見がある
それを作っている、人が交差して生まれることの凄さの一瞬一瞬を見逃さないようにしている。