朦朧妄想

暴飲暴食が続き、我にかえれば5月。
まだ引き返せる、体力を増強して、気力を回復したい本厄。
T氏が引き寄せたT氏とF氏との秘密会合場所は昨年一度だけ訪れた場所だった。
カウンターで父親のようなI氏と最後差し飲みした場所で、昨年I氏は亡くなってしまった。
思い出すといくらでもセンチメンタルになれるのだが、いくらでも楽しい気分にもさせてくれるのがあの酒飲みのオッサンの凄いところだとこの夜悟った。

初対面のF氏の従兄弟が経営するラーメン屋はオレの少年時代の心身を形づくったあの場所だというではないか、大将の嫁は我が父の若かりし頃入院時の担当看護婦なのである。

その程度の繋がりの偶然などよくあることではないか
しかしその程度の偶然を肴に飲みたい夜がある
疲れがとれないのよ最近さ。
それにしても連休前の楽しい夜、いつ眠ったのか分からない
気がついたらまた朝で
どうしても作成しなきゃいけない書類をいつもより二倍速の遅さで仕上げ、先伸ばし案件をまた先に伸ばして
事務所から徒歩8分の温泉に行った。風呂に浸かりたい欲望をギリギリまで我慢して、生ビールととろろ蕎麦を流しこんだら、物凄い幸せ感に包まれる、さらに露天風呂で蕩ける。
そうやって連休にダイブするぬるぬる感。